日本の火力発電は何か所?今後廃止されていく?

浜松市にある暮らしのエネルギー相談所オーエフシステムの秋田です。

日本の火力発電は何か所?今後廃止されていく?


先週、G7が5月下旬の気候・環境相会合に向けて共同声明に「各国内の石炭火力発電を2030年までに段階的に廃止する」と盛り込まれることがわかり日本は削除を要求しているとのニュースがありました。

CO2削減に向けて各国は賛同、日本は反対。日本ももちろん長期的には減らしていきたいが、現状石炭火力発電の依存度が高く、廃止すると電力の安定供給への不安や電力価格高騰の恐れがあり、今回の発表には賛同出来ないということ。(昨年11月にもCOP26でも石炭火力発電廃止声明が出され、日本は参加しないと表明しています。)

ところで日本にはどれ位の火力発電があるのでしょう。

日本の火力発電所は、燃料問わなければ1000MW以上出力50箇所 100〜999MW94箇所。それ以下143箇所。(民間の小規模含む)

2020年度の日本のエネルギー供給のうち76.3%は化石燃料由来のもの。
内訳は石油6.3%、石炭31%、LNG(液化天然ガス)39%。
石炭の割合も高いことがわかります。

中部電力管轄内は10箇所。
そのうち石炭火力発電は碧南発電所と武豊火力所5号機のみ。他は主にLNG(液化天然ガス)が燃料になっています。

その全ては「株式会社JERA(ジェラ)」が所有しています。
JERAは東電と中電が出資し新たに作った発電会社。東電と中電にもともとあった火力発電所を承継統合しています。これにより所有火力発電の発電量は関西電力の4倍の規模になっています。

火力発電統合については、東日本大震災とその原発事故による東電の経営破綻を回避することが一番の目的だったようです。中部電力からするとリスクの高い選択だったようですが、当時の中電の社長が首都圏本格進出のきっかけにもなると考え、周囲の反対を押し切りJERA設立に至ったそうです。

ウェキペディアに設立までの経緯が載っていますか、色々な思惑が絡んでいて池井戸潤の小説にでもなりそうで面白かったですよ。

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