若者がベルバラに胸を熱くするのは今も昔も変わらない
高校で歴史を教えている知人が、「フランス革命の授業にベルバラを使っている」と教えてくれました。
『ベルサイユのばら』のアニメを授業で見せながらフランス革命を説明しているそうです。
王権神授説を国民の手で打ちこわし、人権意識を世界に広げる契機となったフランス革命。
ベルバラ自体は少女マンガですから、いくつかの許されない恋を軸に
バラの花びらがやたら舞い散るフワフワ、甘々な絵面多し、なのですが、内容は骨太です。
「許されない恋」筆頭のオスカルとアンドレの前には身分の違い(貴族と平民)が立ちはだかります。
平民アンドレの躊躇、諦め、執着からくる捨て身の行動などなど、、、目くるめく。
オスカルは「人は生まれながらに自由だ」と考えるスーパーリベラルな貴族です。名門貴族出身者ばかりの近衛隊を辞し、平民中心の衛兵隊に志願します。ルソーも読むし、平民のために活動する貴族出身の政治家も支持します。
革命の火ぶたが切られたその時には、自分の階級章を引きちぎって叫びます「私は自らに与えられた女伯爵の称号と、伯爵領のすべてを捨てよう。人民のために私とともに戦ってくれるか(記憶あいまいで間違いあったらすみません)」
そしてバスチーユへ!
「アンドレ、この戦いが終わったら結婚式だ!」
この戦い(バスチーユ陥落)の後、二人は神の元で結ばれることになります(号泣)
オスカル、アンドレ、アントワネット、フェルゼンと、主役が悉く亡くなる話って。
主役がなくなっても革命は続き連載も続くって。当時の読者諸君、ご立派です。
ベルバラにはロベスピエールやサンジュストも登場します。
サンジュスト君は有名な演説「王という存在自体が罪である」、を行い、ルイ16世をギロチンに送る役割を担っています。
何ならナポレオンも登場します。
「なんだ、あの、鷹の眼をした男は」と、オスカルをゾワっとさせています。
フランス革命前哨戦となるアメリカ独立戦争も描かれていますから、ベルバラから切り取り放題で使い放題、授業の組み立てができそうです。
ちなみにプロは、王権神授説に加担していたカトリック教会が政教分離を余儀なくされたこと、や、その後の揺り戻しなど、革命後の社会構造変化に話を広げているそうです。
ともかく一旦、フランス革命自体に興味関心を持ってもらわないと深堀りもできないので、とのことでした。
今どきの高校生が、ベルバラを、ダサっ、とか、イタッ、とか言わずに素直に鑑賞してくれた話をきくにつれ「名作は永遠ナリ」と、昔高校生だった人も胸を熱くする次第。
歴史を学ぶ中で、革命とは、かように気持ちを盛り上げるものですが。
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