トクサ(木賊、砥草)
CS担当からお客様の庭で起きた事件報告。
先日お客様ご訪問時、あまり見ない竹のような植物が庭に植生していました。
トクサ(木賊、砥草)。
日本庭園や盆栽で和のテイストを醸し出すトクサ。
竹のような節のある茎が、真っ直ぐに伸びる姿は美しい。
室内では観葉植物や生花としても親しまれている和モダンなトクサ。
トクサは竹のような見た目ですが、つくしで知られているスギナの仲間で常緑のシダ植物です。
トクサを乾燥して生薬にしたものを木賊と呼んでいたことから「木賊」、他にもトクサの茎の表面はザラザラとしているので、昔からトクサを乾燥させて出来た天然のヤスリとして工芸品磨きや爪研ぎに使われていたことから「砥草」の字が当てられるようになったとか。
トクサのヤスリは木材や爪だけではなく金属を磨くほどの研磨効果があるようです。
トクサはスギナと同様に、地下茎を張り巡らせる繁殖力と生命力が強く、根絶することがまずないと言われていることから「地獄草」とも呼ばれています。
スギナや笹のように増えすぎて手に負えなくなる危険性のある植物です。
近所迷惑にならないよう事前にトクサの生態をよく知っておく必要があります。
除草剤を使ってもなかなか完全に無くすことは難しいようです。
が、やはり適切な薬剤使用が一番効果的でしょう。
あとは冬の休眠期に地下茎を掘り起こすとか、トクサ繁茂エリアを畔板やコンクリートなどを打ち込むことで隔離するとか？
庭の管理、大変です。
花壇やアプローチ製作など外構工事も承ります。
植栽に関しては専門業者をご紹介する形になりますが、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。
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