般若心経とは？写経で心を整える 「空」の思想
浜松市にある暮らしのエネルギー相談所オーエフシステムです。
お客様に「般若心経」の写経をされている方がいました。
正しくは「般若波羅蜜多心経」。
西遊記に出てくる三蔵法師として有名な玄奘(げんじょう)が、インドのサンスクリット語で書かれていた「大般若経」を中国に持ち帰り、600巻ほどに漢訳しました。
「般若心経」は「大般若経」から抜粋された「仏説摩訶般若波羅蜜多心経 観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空〜※省略」の２６２文字が納められています。
浄土宗・真言宗・天台宗・禅宗を中心として、多くの宗派で読まれていますが、基本的に般若心経を読まない宗派には、浄土真宗、日蓮宗があります。
浄土真宗は自力行（じりきぎょう）を廃するという理由から、また日蓮宗は「法華経」を最重視するという理由から、「般若心経」の読経は行いません。
「般若心経」の内容は主に4つに分かれて構成されています。
①観音菩薩がお釈迦様の弟子であるシャーリプトラに、その教えを説く場面から始まります。
②観音菩薩がシャーリプトラへ呼びかけながら、「空」の思想について説いていきます。
③「空」の思想についてさらに深めていきます。
④「真言（マントラ）」という特別な言葉そのものが唱えられます。
「仏説摩訶般若波羅蜜多心経 観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空〜※省略」の２６２文字を全て訳すと長文になるのでやめておきます。
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