京都 細見美術館の名品展@静岡市美術館

今日まで静岡市美術館で細見コレクションの展示が見られます。
会期ギリギリのきのう、県立美術館とハシゴしてきました。
チケットのデザインはキャッチーな若冲推しになっていますが、細見コレクションは名もない絵師の作品を含め、80年、3代かけて集められた至宝揃い。
江戸初期から江戸後期へと時代が進むにつれ、筆致が洗練されていく様も興味深いし
平安時代の仏具、漆塗りの茶器や螺鈿蒔絵に飾られた食器や装飾品も素晴らしい。
葛飾北斎の「夜鷹」も良かった。
下級遊女というのか、宵闇に柳の木の下で客を待つ女。口元に手拭いの片端を咥え、脇に傘を抱えてスッと振り返る。迷いのない筆使いが、圧倒される迫力です。
見入っていると、隣りで見ていた方も「こりゃあ、すごいな!なんだこれは!」と唸っていました。
心の声をダダ漏れさせる北斎パワー
美術館って、基本静かに見るべきでしょうけど、感動を素直に表す態度もアリだと思いましたよ。めっちゃ頷いて賛同表明しときました。
江戸風俗図鑑(?)でしたか、職業別の服装を書き並べた巻物も、着物や小物の柄合わせ色合わせのセンスが良くて見飽きない。ほんと、江戸の皆さんオシャレで素敵。
静岡市美術館は夜7時まで開いています。
最終日は混雑しそう。ですがオススメです!